鬼才Vejas KruszewskiがデザインするVejasが入荷しております。
Vejasといえば、わずか19歳でLVMH賞を最年少で受賞、
その後Pihakapiのデザイナーを数期務めた後、
20020春夏より久しぶりのVejas自身の名前でのブランド再開となります。
ハッキリ言って、以前のVejasとは違いますよね。
そうですよね。これってVejasじゃないですよね。
と、絶対に怒られることを前提に書いていきます。
最初にデザイナーにあった時の印象は美少年、今は成長して立派なオネエさん。
コブシにアゴを載せて、何か考えている姿は… まさに子猫。
全身ピタピタの洋服を着たオネエさんVejas Kruszewski
依然と一見印象が違うにも関わらず、ディテールを見てみると…
やはりVejasの特徴である、幾何学的なカッティングで、左右非対称なシェイプは健在。
見た目ではなく、ディテールで同じブランドだと認識させる腕は熟練級です。
ブランドのアイデンティティの見せ方というのは、色や形で見せるものではなく、
DNAの有無です。
シーズンによってスタイルは違えど、なぜかそのブランドと認識できるブランド。
ブランドの哲学は、ブランドがこだわっている場所、
理屈ではなく空気感としてお客様に伝わります。
逆の例としては日本ブランド。M〇H〇R〇 Y〇S〇H〇R〇
昨年偶々香港で見かけましたが、正直ドン引きしました。
…… ヤバい、ギョウカイ干される。
難しいというか、手間も、効率も考えずに作品を作る姿はまさにVejas。
ファッション界の一匹子猫Vejas、今後も楽しみになります。
今期のセレクションおすすめは、複雑なカッティングのシャツジャケット、
オーバーサイズ目でジャケットとしてもシャツとしても着ていただけますので、
3シーズン着ることができ、サラサラのビスコース素材で、
生地の揺れ感もキレイで、一枚持っていれば重宝していただけると思います。
複雑なカッティング、左右対処なものは左右で同じ型紙を使うことができますが、
左右非対称のものは、左右別の型紙を使わなければいけないだけではなく、
型紙の生地上での配置などにも影響が出るため、効率的にはよくないのですが、
Vejasは手間や効率よりも自分で作りたいものを作るタイプのデザイナーです。
その他、夏場使い安いハワイアンシャツ、Vejasらしいカッティングのパンツ類も
入荷しています。